マルワホーム
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住まいの提案、北海道。

住まいの提案、北海道。 vol.42

取材・文/三枝史子 撮影/KEN 五島

自然素材が心地よい空間に、
家族の年輪を刻むしあわせ。

塗り壁で表情豊かに仕上げた外観。ポーチの片流れの屋根が趣を添える。

職場のあった大阪から、4年前に転職して札幌へ。Kさんご家族は子育てや将来の暮らしを考え、妻の実家のあるまちへと移り住んで来た。2年ほどしてマイホームを意識しはじめたころ、近所でマルワホーム企画のオープンハウスが開催され、家族で見に行った。奥さまは「塗り壁のあたたかみのある外観で、中に入ってみるとますます私の好きな感じ。こんな家に住みたいと、すぐに思いました」。それから住まいづくりが具体化するまでしばらく時間がかかったが、その間もマルワホームのスタッフは連絡を絶やさず、それが結果的によかったという。

最初、家は全国で名の知れた大手ハウスメーカーで建てるものと思っていたご主人も、地元ビルダーの地域に根ざした住まいづくりに信頼を覚えるようになった。そして、デザイン的なセンスはもちろんだが、「長期優良住宅」の条件を満たす耐震性や耐久性、省エネ性
を予算内でできるかも重要なポイントであり、そのすべてを実現できることが決め手となった。断熱性にすぐれ構造にも安心感があり、わくわくするような愛らしい住空間。ご夫婦ともに大満足だという。

素朴なあたたかさで家族を迎える玄関ポーチ。
白と焦げ茶の塗装でメリハリをきかせた玄関ホール。
ウォークインタイプのシュークローゼットを設置。
アンティーク調のガラスの入ったドアや欄間窓など、クラシカルなインテリア。
珪藻土の壁や木のフロアなど自然素材が心地よい。梁に吊るしたハンモックでお子さんたちがお昼寝することも。

「以前はアクタスの家具が似合うモダンなインテリアが好きだったのに、子どもが生まれてからは自然素材を使った素朴な住空間がいいと思うようになりました。私自身、木の家で生まれ育ったことも影響しているのかも」と奥さま。

住まいづくりを進めるにあたり、マルワホームからの提案で、雑誌の切り抜きなどを1冊にまとめた「イメージブック」を作成した。たくさんの写真が貼られたノートには「色はこんな感じ」「質感はいいけれどデザインが甘すぎる」など、奥さまの手書きコメントがいっぱいだ。ページをめくれば何が好みで何がキライか、インテリアコーディネーターにも正確に伝えられるというわけだ。

「住まいづくりの情報を集めたり勉強を重ねるうち、あれもいい、これもいいと迷いが生じることも。そんなとき、本をつくることで方向性が整理され、本当に好きなモノや必要なコトを冷静に見つめることができました」。ブレない住まいづくりのためにも、イメージブックはおススメだという。たくさんのお気に入りとアイデアが詰まった手づくりの本は、一生の宝物になることだろう。

食卓を囲む家族を見ているとしあわせな気分になると奥さま。アーチ状の入り口は食品庫、手前の開口部は水回りに続きそのまま廊下へ出られる。

さて、ご主人の要望はというと、吹き抜けとその空間で優雅にまわるシーリングファン、2階トイレと大きめのお風呂という、やや控えめなリクエスト。家にいる時間の長い妻が心地よく過ごせればそれでいいのだと。無垢の素材による手づくり感あふれる建具や、質感まで伝わってくる塗り壁の表情、ちょっとシャビーな白いキッチンなど、住空間はシンプルながら親しみやすい雰囲気に満ちている。

カップボードとお揃いのウッドワンのキッチン。みんなで料理が楽しめるよう広めに設計。

「内心、可愛らしくておママゴトみたいな家だなと思っていたのですが(笑)、木のぬくもりに包まれるうち、無垢ってやっぱりいいよなぁと。完全に洗脳されました」と、陽気な笑顔をみせるご主人。その隣りで奥さまは「新築のときだけじゃなく、古くなったときに味になるというか、家族といっしょに年を重ねていく家にしたかった」と話す。

2階フリースペースにはカウンターを造作。小学生のうちは兄妹の勉強コーナーとして使う予定だ。

IT関連の仕事に就くご主人は、終電で帰ることも珍しくない。疲れて帰宅しても、そこからテンションがあがるのだとか。「家のあちこちを眺めながら、いい家だなってついニヤニヤしちゃうんです。もう、異常なぐらい気に入ってます(笑)」。設計には1年近くかけ、じっくり住まいづくりと向き合った。その分、いい家ができたと自負している。

インテリアに合わせてつくったオリジナルの洗面化粧台。鏡の枠も木製で統一。
それぞれ長男長女の個室。壁紙はお子さんたちがチョイス。住まいづくりに参加することで、思い出に残るはず。

住まいの提案、北海道。掲載一覧

住まいの提案、北海道。 vol.65

特別感のある和室に、キッチンが主役の広々リビング。
家族が自然に集う空間づくり。

この住まいでの生活も丸2年が経過した。Sさんご家族は、もとは賃貸のメゾネットで暮らしていたが、娘さんたちの「一軒家に住みたい」という願いを叶えることがモチベーションとなり、マイホームを実現。賃貸ではできなかったいずれ犬を飼う夢も住まいづくりを考える大きな理由となった。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.63

転勤先で人生2棟目のマルワホーム。
家族も増えてより充実の毎日に。

Iさんご家族を訪ねるのは、2度目である。最初は2017年の夏、マルワホームで建てた石狩の新居だった。日当たりのいいリビングで、赤ちゃんをあやすご夫婦の笑顔が今も印象に残っている。それから数年の時を経てご主人が岩見沢に転勤。石狩から通うことも考えたが、4年8カ月暮らした家を手放すことを決め、岩見沢に新たに建てることにした。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.60

音楽大好き家族の夢を叶えた、
歌って・奏でて・遊べる住まい。

マットなブルーでフレーミングされた3階建ては、1階に親世帯、2・3階にSさんご家族が暮らす2世帯住宅である。住所の枝番が赤い数字でシンボリックに表現され、丸くデザインされた表札はカフェのサインのよう。そして、奥さまの愛車である黄色いハマーがこの家にぴったり似合う。住む人の個性が発揮された家は、外から見ているだけでも楽しい。家族みんな仲よく笑って暮らしているのだろうな。そう思わせるのだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.53

インテリア好きの奥さまの
センスとこだわりが光る住まい。

正面を淡い色彩で塗り上げた外観は近隣との調和を意識して、目立ちすぎないようにとの配慮がながされたもの。そんなオーナーの心遣いを映す住まいは、潔い美しさとやさしい雰囲気を醸し出している。Sさんご家族がこの家で暮らしてから、まもなく3年。きれいに片付けられた空間は選び抜いた照明やこだわりの雑貨でセンスよく演出され、日々の暮らしへの愛着が伝わってくる。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.52

モダンなインテリアに、
家族の熱い思いが満ちる住まい。

 「家って、幸せになるためのツールだと思うんです」。そういってご主人は満足げに室内を見渡した。2016年の12月から暮らしはじめて丸1年、日に日に愛着は増すばかりである。家を建てたからといって、家族を幸せにできるわけではない。問題はどう建てるか、ご主人の持論である。「よく建ててから、もっとこうすれば良かったという後悔話を聞きますが、うちにはそれが一切ない。住まいづくりに関して自分もたくさん勉強したし、マルワさんがそれに応えてくれた。やり切ったという感じですね」。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.51

目に映るのは、大好きなものばかり。
とにかく楽しい、おうちライフ。

 庭先でくつろいだようすを見せるIさんご家族は、この家に暮らしはじめて1年半。引っ越して半年後には愛息も授かり、幸福のまっただなかという感じだ。ご夫婦は結婚した当時から家を建てる意志を持ち、マメな性格も手伝って住宅情報誌の類いをしらみつぶしにあたった。土地を探す過程でここ石狩の分譲地を知り、来てみるとマルワホームの旗が立っていた。「マルワ...聞いたことあるな。そうだ、友人が建てたおしゃれでユニークな家が、マルワホームだった!」。以前、夫婦で訪ねたことのあるその家が、強く印象に残っていたのだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.47

快適な生活空間をイメージして、
5つの回遊動線を盛り込んだ「五輪の家」。

「普通の家なら建てたくない。自分たちにふさわしい、他のどこにもない家にしたかった」。この3月に引き渡しになったばかりの新居で、Kさんご夫婦は誇らしげな表情で声を揃える。  住まいづくりを考えるようになったとき、限られた予算をなるべく住宅に使いたいというのが根底にあった。低コストで、しかもできるだけ環境のいい土地を探していたところ、札幌市との境界にある石狩のニュータウンに行き着いた。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.46

太陽の光に包まれて、
3つの庭を楽しむ住まい。

この秋にオープンしたマルワホーム企画の最新モデルハウスは、札幌市との境界に近い石狩市樽川にある。辺りを防風林が彩るのどかな住宅地で、1区画平均80坪台というゆったりとした住環境が魅力だ。土地価格は札幌と比べておよそ3分の1から4分の1程度。土地代が安く抑えられた分、建物に予算をかけられるのがうれしい。モデルハウスは同社が管理する26区画の一角にあり、すべての家が完成すれば統一感のある、ちょっとしたまち並みが形成されるはずだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.42

自然素材が心地よい空間に、
家族の年輪を刻むしあわせ。

職場のあった大阪から、4年前に転職して札幌へ。Kさんご家族は子育てや将来の暮らしを考え、妻の実家のあるまちへと移り住んで来た。2年ほどしてマイホームを意識しはじめたころ、近所でマルワホーム企画のオープンハウスが開催され、家族で見に行った。奥さまは「塗り壁のあたたかみのある外観で、中に入ってみるとますます私の好きな感じ。こんな家に住みたいと、すぐに思いました」。それから住まいづくりが具体化するまでしばらく時間がかかったが、その間もマルワホームのスタッフは連絡を絶やさず、それが結果的によかったという。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.41

素材感と開放感に魅せられる
おもてなしの空間づくり。

 木のアクセントを配した渋い土色の塗り壁が、静かな風格を漂わせる邸宅。杉板の木目を施したコンクリート塀を抜けると、エントランスポーチがゆったりと構えている。ずしりと重い木製の扉を開ければ、贅沢なまでの広さを確保した玄関ホール。土間部分の壁は外壁と同じ仕上げにして、内と外との境界を感じさせないデザインとした。おもてなしを意識したというこの空間こそ、住まいを語るプロローグにふさわしい。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道