マルワホーム
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住まいの提案、北海道。

住まいの提案、北海道。 vol.57

取材・文/三枝史子 撮影/酒井広司

忙しいご夫婦が心を解放する、
広々バーベキューテラスのある家。

黒い塗り壁と部分的に使われた木板が相乗効果により、重厚さの中にも温かみが際立つ外観デザイン。傾斜地をうまく活用しビルドインガレージを設置。

2匹の愛猫と暮らすNさんご夫婦は、この家を建てて2度目の夏を過ごした。 丸1年住んでみて思うのは冬暖かいのはもちろん、ビルトインガレージを設けたことで最小限の除雪でカーライフを楽しめること。夏は風通しがよく、エアコンなしでも気持ちよく過ごせるのもうれしい。それまで賃貸で暮らしていたご夫婦が自分たちの家を持とうと考えたのは、同じ住居にお金を払うなら資産となるマイホームへというのが動機だ。大手ハウスメーカーを含め数社に住まいづくりを相談、その中からマルワホームを選んだ理由を奥さまが話してくれた。

視線を気にせずゆったりくつろげるテラス。冬はここで愛猫と雪遊びも。

「マルワホームの社長と主人が同じ高校出身ということで盛り上がり、オープンハウスをいくつか見せていただいたのですが、どの家も個性がありいろんなテイストがある。マルワらしい家ではなく、その人らしい家をつくるという社長の言葉にとても共感しました」。プランニングの段階でも同社の設計担当者は敷地に何度も足を運び、その場所からどんな景色が見えるか、光はどういう角度で入るかなど細部に至るまで検討を重ねた。また、プランや建材、設備など、ある程度決められたものの中からチョイスする大手メーカーの住まいづくりに対し、自由なプランや好みの素材、建具や収納もオリジナルで造作するマルワホームのスタイルが気に入ったという。まさに「自分らしい家」が完成したのである。

外壁と連動するように、風格のある黒い塗り壁が迎えてくれる玄関ホール。札幌軟石を使った三和土や無垢のフロアなど、自然素材にほっとさせられる。

「ほかはせまくても構わないから、とにかくリビングをどーんと広くしてほしかった」とご主人。これに対し、1階にガレージを組み込んだり、リビングを2階に設けるプランが提案された。 ダイニングキッチンを合わせると、実に27帖ものオープンフロア。加えて10帖を超えるテラスと小上がり式の和室が隣接され、視界はのびのび、気分は晴れやかだ。 リビングの延長にあるテラスは奥さまのリクエストによるもの。「うちはバーベキューが大好きなので、屋根と照明をつけてほしいとお願いしました。外からは見えないように壁も高く。ソファに座ったとき空だけが見えるので、誰にも気兼ねなく心からくつろげます」。日曜日のブランチや暑い日の夕涼みなど、心地よい風を浴びながらテラスで過ごすひとときはどんなにか楽しいだろう。わが家がいちばん、そう思わずにはいられないはずだ。

屋根付きテラスと一体感を持たせたリビングは開放感いっぱい。その時々で、インドアとアウトドアのくつろぎを満喫できる。

インテリアは黒に近いグレーをポイントに、ブラックウォールナットのフロアをはじめとする木の質感とのコンビネーション。ご主人はモノトーンを好み、奥さまは無垢の木が好きだという。 この組み合わせがお互いを引き立て、黒は単に無機質ではない深みのある味わいに、木はその温もりをさらに発揮することとなった。そして、扉の取っ手や床の巾木といった目に触れる凸凹はできるだけ排除し、シームレスな空間デザインを目指したことですっきりと美しい住空間を実現。そのために奥さまはこれと言う画像を見つけては送り、マルワホームがその思いを受け止めた。住みてとつくり手の緻密なコミュニケーションなくして、理想の住まいは生まれないのである。

オーディオスペースの壁面はグレーでモダンな印象に。右手に小上がりの和室。
キッチン側から見たリビングの全景。
濃いグレーで統一したモダンなキッチンに木目のやさしさが際立って見える。細長いカウンターはキャットウォークにも!?

家電ボードをはじめグレーで統一されたキッチンは、スタイリッシュなショールームのよう。洗練されたデザインは、実は既製品をカスタマイズしたものだという。 面材を好みの色で仕立て、アイランドカウンターにダイニングテーブルをドッキング。メーカーの最新設備を活用しつつ、ゼロから造作するよりもコストが抑えられるというメリットがある。 既製品に必要なぶんだけ手を加えることで、オーダーメイドにも劣らないデザインと機能を享受できるのだ。暮らしをランクアップさせる家電好きの奥さまの要望で、炭酸水メーカーやバルミューダなどおしゃれ家電も整然とディスプレイ。こうしたところにも、日々の充実したライフスタイルが想像できる。

白とグレー、木目の基本3色で家具と空間をコーディネート。余計な色がないせいか疲れず、心から落ち着ける。

「私たちは共働きなので、せっかく家を建てるなら家事がラクになる家にしたかった」と奥さま。 食洗機はもちろん、留守中に仕事をしてくれるお掃除ロボットや、職場からスマホの遠隔操作で照明スイッチを入れたり、猫ちゃんたちの様子を確認できるスマートホームの導入も。ユーティリティとは別に設けたランドリースペースも家事負担の軽減に貢献。洗濯機から取り出した衣類をその場に干すことができ、Tシャツなどはそのまま吊るしておくことができる。来客のたびに選択物を取り込むストレスからも解放されたようだ。 慌ただしい日常だからこそ、オフの日はのんびり過ごしたい。この家は、そんなご夫婦の思いに心地よく応えている。

ランドリースペースはストライプの壁紙でポップに演出。洗う・干す・アイロンがけ・収納が一度にできる。
引き出しに取っ手がなくすっきり美しい家電ボード。
バックヤードに大容量のキッチンパントリーがある。
キッチン右手の引き戸を開けるとご主人の書斎。
コンパクトながらきれいに整理された趣味の空間に。
広々とスペースを確保した洗面・浴室は、1階主寝室のそばに設置して便利に。

住まいの提案、北海道。掲載一覧

住まいの提案、北海道。 vol.65

特別感のある和室に、キッチンが主役の広々リビング。
家族が自然に集う空間づくり。

この住まいでの生活も丸2年が経過した。Sさんご家族は、もとは賃貸のメゾネットで暮らしていたが、娘さんたちの「一軒家に住みたい」という願いを叶えることがモチベーションとなり、マイホームを実現。賃貸ではできなかったいずれ犬を飼う夢も住まいづくりを考える大きな理由となった。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.63

転勤先で人生2棟目のマルワホーム。
家族も増えてより充実の毎日に。

Iさんご家族を訪ねるのは、2度目である。最初は2017年の夏、マルワホームで建てた石狩の新居だった。日当たりのいいリビングで、赤ちゃんをあやすご夫婦の笑顔が今も印象に残っている。それから数年の時を経てご主人が岩見沢に転勤。石狩から通うことも考えたが、4年8カ月暮らした家を手放すことを決め、岩見沢に新たに建てることにした。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.60

音楽大好き家族の夢を叶えた、
歌って・奏でて・遊べる住まい。

マットなブルーでフレーミングされた3階建ては、1階に親世帯、2・3階にSさんご家族が暮らす2世帯住宅である。住所の枝番が赤い数字でシンボリックに表現され、丸くデザインされた表札はカフェのサインのよう。そして、奥さまの愛車である黄色いハマーがこの家にぴったり似合う。住む人の個性が発揮された家は、外から見ているだけでも楽しい。家族みんな仲よく笑って暮らしているのだろうな。そう思わせるのだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.53

インテリア好きの奥さまの
センスとこだわりが光る住まい。

正面を淡い色彩で塗り上げた外観は近隣との調和を意識して、目立ちすぎないようにとの配慮がながされたもの。そんなオーナーの心遣いを映す住まいは、潔い美しさとやさしい雰囲気を醸し出している。Sさんご家族がこの家で暮らしてから、まもなく3年。きれいに片付けられた空間は選び抜いた照明やこだわりの雑貨でセンスよく演出され、日々の暮らしへの愛着が伝わってくる。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.52

モダンなインテリアに、
家族の熱い思いが満ちる住まい。

 「家って、幸せになるためのツールだと思うんです」。そういってご主人は満足げに室内を見渡した。2016年の12月から暮らしはじめて丸1年、日に日に愛着は増すばかりである。家を建てたからといって、家族を幸せにできるわけではない。問題はどう建てるか、ご主人の持論である。「よく建ててから、もっとこうすれば良かったという後悔話を聞きますが、うちにはそれが一切ない。住まいづくりに関して自分もたくさん勉強したし、マルワさんがそれに応えてくれた。やり切ったという感じですね」。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.51

目に映るのは、大好きなものばかり。
とにかく楽しい、おうちライフ。

 庭先でくつろいだようすを見せるIさんご家族は、この家に暮らしはじめて1年半。引っ越して半年後には愛息も授かり、幸福のまっただなかという感じだ。ご夫婦は結婚した当時から家を建てる意志を持ち、マメな性格も手伝って住宅情報誌の類いをしらみつぶしにあたった。土地を探す過程でここ石狩の分譲地を知り、来てみるとマルワホームの旗が立っていた。「マルワ...聞いたことあるな。そうだ、友人が建てたおしゃれでユニークな家が、マルワホームだった!」。以前、夫婦で訪ねたことのあるその家が、強く印象に残っていたのだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.47

快適な生活空間をイメージして、
5つの回遊動線を盛り込んだ「五輪の家」。

「普通の家なら建てたくない。自分たちにふさわしい、他のどこにもない家にしたかった」。この3月に引き渡しになったばかりの新居で、Kさんご夫婦は誇らしげな表情で声を揃える。  住まいづくりを考えるようになったとき、限られた予算をなるべく住宅に使いたいというのが根底にあった。低コストで、しかもできるだけ環境のいい土地を探していたところ、札幌市との境界にある石狩のニュータウンに行き着いた。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.46

太陽の光に包まれて、
3つの庭を楽しむ住まい。

この秋にオープンしたマルワホーム企画の最新モデルハウスは、札幌市との境界に近い石狩市樽川にある。辺りを防風林が彩るのどかな住宅地で、1区画平均80坪台というゆったりとした住環境が魅力だ。土地価格は札幌と比べておよそ3分の1から4分の1程度。土地代が安く抑えられた分、建物に予算をかけられるのがうれしい。モデルハウスは同社が管理する26区画の一角にあり、すべての家が完成すれば統一感のある、ちょっとしたまち並みが形成されるはずだ。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.42

自然素材が心地よい空間に、
家族の年輪を刻むしあわせ。

職場のあった大阪から、4年前に転職して札幌へ。Kさんご家族は子育てや将来の暮らしを考え、妻の実家のあるまちへと移り住んで来た。2年ほどしてマイホームを意識しはじめたころ、近所でマルワホーム企画のオープンハウスが開催され、家族で見に行った。奥さまは「塗り壁のあたたかみのある外観で、中に入ってみるとますます私の好きな感じ。こんな家に住みたいと、すぐに思いました」。それから住まいづくりが具体化するまでしばらく時間がかかったが、その間もマルワホームのスタッフは連絡を絶やさず、それが結果的によかったという。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道。 vol.41

素材感と開放感に魅せられる
おもてなしの空間づくり。

 木のアクセントを配した渋い土色の塗り壁が、静かな風格を漂わせる邸宅。杉板の木目を施したコンクリート塀を抜けると、エントランスポーチがゆったりと構えている。ずしりと重い木製の扉を開ければ、贅沢なまでの広さを確保した玄関ホール。土間部分の壁は外壁と同じ仕上げにして、内と外との境界を感じさせないデザインとした。おもてなしを意識したというこの空間こそ、住まいを語るプロローグにふさわしい。・・・続きを見る

住まいの提案、北海道